スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンってやっぱり驚異だった

   


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
この本を数ヶ月前に読んでからというもの、仕事で使うプレゼンテーション資料の作り方が根本的に変わりました。
至る所で成る程!っと膝を叩きたくなるようなところが多いです。
やはり、人にお金を出してもらって、自分の作った商品やアイデアを買って貰うのが一番難しいと思うんですよ。
なにせ、自分の命の次に大切だという人もほどですから。
幸か不幸か、私の仕事は物を売ることではないのですが、最近は時々多くの人の前で話す機会もあって、とっても役に立っています。
とりあえず本の内容を少しご説明しますと。


冒頭に出てくるのがプレゼンテーションの肝で、まず話の流れを考えなさいとのこと。
つまり、ストーリーです。
自分が人々に何を訴えて、何を見せるのか。
ようは、自分が何を売り込み、主張したいのかということをしっかりさせること。
このあたりは、映画や小説などにも通じるところがありそうですね。
あとは、それをどうやって人に分かりやすく説明するかということに注力する。
これからが、手法や技術的な説明になります。
例えば数字の見せ方にしても、よく小さい子供が「そのお金でチョコレートが何個買えるの?」というように、より数字が身近になるように説明すると人はピンときます。
そして、数字はただ見せるだけではなく、グラフなどにしてビジュアル化してあげることも大切。
プレゼンテーションなどを見て人の心に残るのは、文字ではなくて映像なんだとか。
できるだけ文字を廃し、映像にすると印象深いプレゼンテーションになるようです。
そして、どうしても文字を見せたい時は、なるべく短い文字で。
極端な話、単語にしてしまう。
そして、あれもこれもと欲張らず、できるだけシンプルにまとめること。
人間が一度に覚えられるのは、3〜4の事柄だとか。
それで、合点がいった。
結婚式でよく耳にする「結婚したら3ッの袋を大切にしろ!」っていうスピーチ(笑)。
これもある意味理にかなっているんですね。


先日こんなことがありました。
100人くらいの人を前にして話をする機会があったのですが、私の前に話した人の時はザワザワしていた会場が、私が話し出すと次第に静かになっていきます。
それまで横を向いて雑談していた人たちが、私の方を向いて真剣に聞き入って行くのがわかります。
あまりの食いつきの良さに話している本人がビックリ。
しかし、けして私の話術が巧みな訳ではありません。
多分、これまでのプレゼンテーションのやり方では、同じ内容でもこれほど熱心に聞いてはくれなかったでしょう。
ちょっとしたコツを知るだけで、誰でも人が聞き入ってくれるような話ができるようになるということですね。
どこかの国の首相に読ませてあげたい。
今回のことで私が思ったのは、いくら良いアイデアを持っていたり、素晴らしいことを考えていても、見せ方や紹介の仕方が悪いために理解して貰えない例が多いんじゃないかっていうこと。
日本人って「ボロは着てても心は錦」「沈黙は金なり」等々の言葉が示すとおり、見かけが少々悪くても...とか、言わなくても解って貰えるだろう...とかの考えの人が多いように感じます。
しかし、多くの場合、自分の気持ちや考えは正しく伝えないと理解してもらえないと思いますよ。
日本人の場合、そういう自分の気持ちを正しく伝える訓練が今まで疎かにされてきたんじゃないだろうか。
自分の意見を言うことが「ワガママ」と取られやしないか?と黙ってしまう。
こういうことを言うと相手に迷惑がかかるんじゃないか?等々。
言うに言えずに悶々と閉塞感に陥っている人って多いんじゃないかな〜
自分の意見や気持ちを伝えることと、「ワガママ」や「無理強い」をすることは違うんだよって事に気が付いて欲しい。
最初はちょっとハードルが高いかもしれないけど、思い切って自分の気持ちを伝えてみてください。
案外簡単なことかもしれません。
そして、そうやって思い悩む人って概して優しい人が多いから、相手も嫌な気分にはならないはずです。
あら、いつものように脱線してしまったw


とにもかくにもこの本は、使い方次第で、プレゼンテーション以外にもいろんな場面で応用が利きそうです。
そうそう、好きな人に自分の気持ちを伝える場面でも役に立つ...はず。
失敗しても責任は持てませんけどね。(笑)
そうやって、ジョブズ氏のプレゼンテーションを改めて観ると面白いですよ。

あ〜Macでプレゼンテーションやりたい。(T^T)
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