ライトボックスとiPad

   

もうだいぶ昔、今高校生のチビが産まれる前のことですが、私も結構写真に凝ってました。
専門は水中写真。
35mmフィルムの一眼レフを専用の水中ハウジングに入れて、南の海のリゾート地に一週間くらい滞在してダイビングしながらバシバシ写真を撮ってたんです。
良い時代だったな〜。
何もかも懐かしい...(T^T)遠い眼
当時の写真撮影って結構時間もお金もかかりました。
まずフィルム選びから始まります。
銀塩フィルムには、大きく分けてネガフィルムとポジフィルムがあります。
私が使っていたのは、富士フイルムのベルビアというポジフィルム(リバーサルフィルムともいう)。
主に壁に投影して観る「スライド」として使うフィルムです。
参考サイト:写真テクニック~「フィルム」について


一般に使われているネガフィルムよりも発色が豊かでコントラストが高く、綺麗に撮れます。
しかし、その分、露出がシビアで扱いづらい面もあったため主にプロ用途に使われていました。
これが、また36枚撮り一本1000円以上する代物。
これを1日2〜3本消費するので、1回海外へ行くとフィルム代だけでも万単位の出費です。
日本へ帰ってきてからの現像も、街角の写真屋さんでは現像できないため、専用の現像所(ラボ)へ送られて、帰ってくるまで1週間くらいかかったような覚えがあります。
現像から上がってきたフィルムを選ぶのに使うのが、「ライトボックス
」です。
まぁ、平たく言うと蛍光灯を入れた箱。(笑)
フィルムの背面から光を当てて、透過光でポジフィルムをビュアー(拡大鏡)で覗き込みながら観るのです。

rightbox

現像から上がったばかりのフィルムをその上に置いて、ビュアーで覗き込む瞬間のドキドキ感は、また格別でしたね。
なんせ、撮影した映像をこの時まで確認できないのです。
私の場合、オート撮影だと映り方が予想できないので、露出やシャッタースピード、そして水中写真に欠かせないストロボの発光値は全てマニュアル設定でした。
なので、露出などを間違えると極端な話、フィルム一本全部映っていない場合も考えられます。
下手だったので、キチンと撮影できていても水中写真は36枚中、構図、露出などの満足のいくのは、2〜3枚でした。
しかし、ライトボックスの透過光で観る美しい写真に心を奪われ、選ぶことを忘れて魅入ることも度々でした。
あぁ、長い前降り(笑)


それに比べて、今の早い事早い事。
フォトストリームを使えば、iPhoneで撮った画像が即座にiPadでも見る事ができるんですからね。
私は、何も昔が良かった!なんて言う回顧趣味な事を言うつもりは無いんですよ。
もう今では、私にとってiPhoneは従来の銀塩カメラ以上の写真を撮る道具であり、新しいiPadは今までのiPad以上に綺麗で、高精細な写真を見せることができるとても優秀なライトボックスです。
桜

このように写真がマニアックな、それなりの知識や技術がいる一部のファンのものだったのが、iPhone、iPadによって敷居が低くなり、人が気軽に写真を楽しむことができる今、とても素敵な時代だと思います。
そして、後者のような同じ風景、同じ映像などを観て、同じ感動を覚えた者同士は同時に親近感も覚えると言います。
Instagramに代表される画像使ったSNS。
これからは、もっと高画質な物も加わって、益々盛んになるような気がします。
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新しいiPadがとっても優秀なライトボックスだと書きましたが、実はカメラとしても結構優秀。
画面が大きいので、iPadで写真を撮ると私が昔憧れていた中判カメラで写真を撮っているような気分になります。
まぁ、撮るのはりゅう太の写真ですが。(笑)
りゅう太

こういう人と人との繋がりは、人が生きていく上で必要不可欠なものだと身をもって感じている今日この頃です。
そして、繋がることで人と人が争うことなく解り合える。
そんな日が早く来て欲しいものですね。

 - iPadの話