串カツとiPad

   

よく尋ねられることに、MacBook Air(特に11inch)とiPadの違いがあります。
どちらを買ったらいいかと相談を受けたこともあります。
また、ネット上でも二者択一的な悩みを持つ人が多いようです。
しかし、実際に両方を使ったことがある人なら実感できるのだと思いますが、この2つは明らかに性質の異なるものです。

iPadとMacBook Air

マスコミで紹介される時によく「タブレット型PC」という言われ方をしますから、誰しもが、一般的なPCと比べてしまうのでしょう。
だけど、その違いを明確に説明する言葉が見つからなくて、ちょっとモヤモヤしていたのです。
ところが、先日家族と一緒にテレビを眺めていた時に「なるほど!そういうことか」と思わず膝を叩きました。


それは、それまで大阪方面特有の食文化だった串カツが、東京にも進出し、若い女性を中心に流行っているという話題。
「若い女性を中心」というキーワードに思わず反応して見ていたのですが。(笑)
串カツ自体は、東京にも昔からあるけどいろんな揚げ物がお皿に載って懐石料理のように出てくるちょっとオシャレな感じ。
一方、大阪の串カツは一本づつ注文できて、サービスのキャベツと2度付け禁止のソースが入ったトレイが置いてある居酒屋におけるファーストフード的な食べ方をします。
リーズナブルで、大阪の下町ならではの食文化。
安くて美味しいのと、1本ずつ注文できていろんな味が楽しめるのが大阪風串カツです。
私は昔、バナナの串カツも食べたことがあります。
その他にも、「オバケ」というメニューもあります。(笑)
※「オバケ」鯨の尾の部分の身でぷるぷるしてます。
串カツ

※画像は、新世界串かつ振興会のブログから拝借。
この串カツ、食べるときは手に持ち自分の目線まで上げて食べるため、隣にいる人や自分に向かい合っている人とお喋りしながら、パクつくことができます。
そのため、会話が弾み自然とその場が盛り上がるのだとか。
今度、若い女性たちと食事する機会があったら絶対串カツにしようと硬く心に決めました。(違


この逆の場面はよく見かけます。
典型的なのは、「宴会に蟹」
みんなが蟹の身をほじくるのに夢中になって会話なんか弾みやしない。
雰囲気の悪い職場の忘年会などに使うと会話をしなくて済むので便利です。(苦笑
蟹とまではいかなくても、通常食事をしながらの会話は、皿に盛ってある料理をナイフやフォークで斬ったり、お茶碗に入っているご飯を、お箸でつまんだりする作業が伴うため、視線が食器の方へ集中しがち。
相手と目を合わせることが少なくなり、会話が疎かになります。
恋人や、家族、友人達と食事している場面を思い出してください。
本格的に会話が弾むのは、食事が一通り終わってデザートや、お酒を飲む頃になってからではないでしょうか?
それに、コース料理のような食事会より、焼き肉やバーベキュー、手巻き寿司、サンドイッチのような一口で食べることができる料理の方がパーティーに向いているのは斬ったり、つまんだりの作業を省けるからでしょう。
下駄盛り

つまり、お互いに目と目を合わせ、顔を見ながら、食事ができるので話が弾む訳です。
同じように、iPadも簡単に画面を相手に見せながら話ができ、また画面を触れば操作ができるので、意識を操作に向けることなく相手に話しかけながら、自然な感じでアプリを切り替えたり、リンクをタップすることができます。
そして、自分が見ている画面を簡単に相手に渡して見せることができます。
これと同じことをMacBook Airなどのキーボードが付いたPCでやろうと想像してみてください。
ね、とても手間がかかるし、なにより操作が終了するまでに長い沈黙が相手との間にできてしまいます。
こういう状況を「間が空く」と言いますが、文字通り相手との間が空しい(むなしい)距離となって話しが盛り上がるのは難しくなるでしょうね。
自分1人で使う目的なら、どちらでも良いのでしょうが、人と接しながらインターネットなどを見る時や家族で集まるリビングに似合うのは、やはりiPadの方でしょうね。
こうやって考えてみると、MacBook AirとiPadの使い分けが自然とできてくるような気がします。

 - iPadの話