見たくても見られない -火垂るの墓-

   

iTMSで、生まれくる子供達のためにが11月だけのiTMSオリジナル限定販売ということで発売されています。

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原曲は、オフコースの小田和正さんだそうです、オフコースも好きなのですが、この曲は聴いたことありませんでした。
先日、日本テレビ系列で、放映された終戦六十年スペシャルドラマ「火垂るの墓 -ほたるのはか-」のエンディングテーマとして使われたそうです。
普段、テレビをあまり見ない私は、このドラマも見逃してしまいました。
しかしまたしてもiTMSが、Shima-Uta(島唄)を世界同時配信したのに続いて、こういう反戦を掲げた活動をしてくれたことがとても嬉しい限りです。
参考記事:Appleが島唄をiTMSで配信した意味
もちろん、生まれくる子供達のためには、見逃すことなくポチッとしました。


はてなダイヤリーによると、アニメ火垂るの墓とは
この映画は最初単独公開の予定だったが、あまりにも暗い内容から営業面を心配したスタッフが、急遽スタッフを半分に割って、併映作品として製作したのが「となりのトトロ」
だそうで、「となりのトトロ」は、火垂るの墓の副産物と言っても良いアニメだったのですね。
そのトトロの方が、世界のスタジオジブリの象徴となってしまうのは、なんとも皮肉な話。
話を元に戻しますと。
又聞き(またぎき)なので申し訳ないのですが、この原作を書かれた野坂昭如さんの子供の頃の体験を元に書かれたと聞いたことがあります。
野坂さんは、1930年生まれ、私の亡父と同年代で、戦後の育ち盛りに食べる食料もなく、とてもひもじい思いをして育った世代です。
ある時あまりの空腹に耐えきれず、妹さんが持っていた食料を奪うために妹さんをこづいたら、気絶してしまったことがあったそうです。
後に、妹さんが栄養失調で亡くなったときにその時のことを思い出しては、「すまないことをした」と後悔したそうです。
私の父も生前、「大学へ入学して大阪の街で初めてどんぶり一杯に盛られた銀シャリ(白米)を食べたときはとても感動した」と語っていました。
今回iTMSが配信した曲「生まれくる子供達のために」には、”なにがあっても野坂さんや父達が少年時代に過ごしたような世界にしてはいけない”
そんなメッセージが込められているように思いました。


ところでアニメ火垂るの墓ですが、私にとっては、見たくても見られない映画なのです。
初めて見たときは、独身でした。
その時も悲しくて泣いてしまったのですが、子供が2人(女の子)できた今となってはもういけません。
あのアニメを見ると、「節子」の姿が自分の子供とダブってしまって、悲しいを通り越してとても苦しくなってしまいます。
もっともチビ達が大きくなったら、一緒に見てみようと思ってDVDを棚の中に閉まってあります。
悲しい話だけど、いつかは子供達にも見て欲しいアニメ。
最後に終戦六十年スペシャルドラマ「火垂るの墓 -ほたるのはか-」公式サイトの中に原作者野坂昭如さんの言葉が掲載されていたので引用させていただきます。
~ドラマ化に寄せて~ 原作者 野坂昭如

大切なのは言葉。意見が違っても構わない。自分の言葉をつかって、他人と喋りあうこと。それは、国と国とが喋りあうことに繋がるのだ。

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