貴方も林檎をかじりませんか?-ジョブズ氏の一周忌に寄せて-

   

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「Macって難しいんでしょう!?」という質問を受けることがあります。
理由を尋ねるといつも同じような答えが返ってきます。
「デザイナーの人とかプロの人が使っているから」
そうですよね。
プロの人が使っているものは、何やらよく解らないけど難しそうって考えるのは当然かもしれません。
実は、私も最初にBondi BlueのiMacに触るまでは、そう思ってました。


こういうふうに考えてみてはどうでしょうか?
大工さんは、ノコギリやカンナなど、たくさんの道具を使って家を建てますが、道具を作るプロではありません。
それらの道具を上手に使って立派な家を建てるのが仕事。
そのためには、歯がボロボロのノコギリでは材木を上手に切ることができませんし、歯の調整が上手く行っていないカンナでは、思い通りの厚さに材木を削ることができません。
ですから、自分の思い通りに材木を切ったり、削ることができる工具を使います。
演奏家は、楽器を使って美しい音楽を奏でることを仕事としています。
楽器を使って素晴らしい音楽を奏でることはできますが、必ずしも楽器の構造や調整に長けている分けではありません。
ですから、日常行う簡単なメンテナンス以上のことは、専門家に調整して貰います。
楽にいい音が出ればそれに越したことはありません。
毎日使うものだからこそ、ストレスを感じない心地よい楽器を選ぶことでしょう。
文筆家は、文章を書くことを生業としています。
頭に浮かんだ事を即座に文章として落としていかねばなりません。
そのためには書きやすい万年筆が必要です。
いざ書こうと思った時にインクが出なかったり、紙に引っかかって破れてしまったり、トラブル続きではせっかく頭に浮かんだ文章が消えてしまいます。
少々値が張っても、書きやすい万年筆を高級万年筆を選ぶことでしょう。


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iPhoneやiPadにしても、MacOSから産まれたiOSを使っています。
それらを好きであれば是非、Macを使ってみてください。
多分、どうやってiOSが産まれたか、すぐに解るはず。
その使い易さや楽しさには共通のモノがあります。
何よりiPhoneやiPadはMacと連携して使うことによって、その素晴らしさは2倍にも3倍にもなります。
もう核反応って言っても良いレベル(笑)
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ジョブズ氏が亡くなって、1年経ちました。
近い将来、MacというPersonal Computerは無くなるかもしれません。
しかし、彼の理念は形を変えつつも引き継がれていくと信じています。
テクノロジーとリベラルアーツの交差点
リベラルアーツって何のことか解りにくいのですが、私はこう解釈しています。
「自由な発想に基づいた素晴らしい芸術」
彼が目指したのは、人間の創造性や創作意欲を掻き立てるための素晴らしいテクノロジーを生み出すこと。
つまり、人間のためにある技術や機械。
そしてこの世に産まれたのは、人に寄り添うMacやiPhone、iPad、iPod。
彼が生涯をかけて作り上げた子供達を見守り、1人でも多くの人に使って貰うのが彼への供養だと私は信じています。
貴方も林檎をかじりませんか?
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参考記事:Steve Jobs氏へ敬礼!: 林囓(リンカジ)A Life with Apple.
参考記事:Steve Jobsの遺したもの: 林囓(リンカジ)A Life with Apple.

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