震災から一年 -記事再掲-

   

今日の新聞やテレビなどは、震災から一年のニュースや話題でいっぱいですが、当Blogでも震災の時に書いた記事があります。
3月13日の記事は、Appleの話題でも無いのにApple-Styleさんに掲載していただいてビックリしたのを覚えています。
今回追悼の意味と、自分がこういう気持ちを忘れずに生きているか?
という意味を込めて2つの記事を再掲させて戴きます。
今読み返していたら、その時必死に記事を書いていた自分のことを思い出しました。
※1年前の記事ですので、リンク切れ等を起こしている箇所もありますが、あえてそのままにしてあります。


3月13日の記事:できることを少しずつ
被災地で地震や津波の被害に遭われている方々にお見舞い申し上げますと共に亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
m(__)m
私は、阪神・淡路大震災が発生した3日後に仕事で三宮へ現地入りし、微力ながら支援や復興のお手伝いをした経験があります。
その時も現場はとても悲惨なものでしたが、今回はそれ以上の範囲・規模で被害が起こっています。
とても想像がつきません。
私が大好きな神戸の街が被災している状況を目の当たりにして、自然と涙が溢れてきたことを覚えています。
今回は、被災地で救助や復旧に当たっていらっしゃる以外の方に、少しでも私の経験が参考になればと記事を起こしました。


・被災地で個人でのボランティア活動を考えていらっしゃる方へ
現在は、まだ孤立している方や怪我をしている方々の救助・治療に全力を注いでいる状況です。
はやる気持ちはわかりますが、そういう活動は、個人ではできませんし、何の知識も無い素人が現地へ行くのは、足手まといになるどころか、単に被災者が増えるだけです。
救助活動は消防や自衛隊などのプロに任せましょう。
ボランティアが必要になり受け入れ体勢ができたら、地方自治体が募集しますのでそれまで待ってください。
その際も、地方自治体の注意事項をよく守り、最低限、自分の世話は自分でできる、つまり、自分の食料は自分で持って行き、何日間も野宿ができるサバイバル技術と知識、精神力は必要です。
・現地に物資による支援を考えていらっしゃる方へ
何も考えずに食料や物資を送るのは止めましょう。
神戸の震災の時も大量のおにぎりや食料、医療品が送られましたが、冷蔵庫などの備蓄する施設がないため大量に廃棄されました。
また交通網が麻痺していますから、被災地へ届くという保証もありません。
ここは、物よりも義援金の方が役に立ちます。
物資を調達する資金があったら寄付してください。
平成23年東北地方太平洋沖地震:募金情報まとめ
・何をしたらよいか解らない方へ
特別なことをする必要はありません。
日常の生活を続けてください。
気持ちだけ焦っても役には立ちません。
被災した方々への配慮だけは忘れずに、今までどおり笑ったり、怒ったり、泣いたりして自分の人生を生きてください。
自分だけ楽しんで・・・などという負い目を持つ必要はありません。
地震が起きる場所が違っていたら自分が被災者になっていたかもしれないので、自分の幸運に感謝しつつ通常の生活を続けてください。
こういう大災害が起きると国力が低下します。
被災しなかった方々は、国力を保つために日々自分の仕事を続けることが被災地の復興へ繋がるものと信じます。
Twitterなどで情報を拡散する場合は、情報元を確かめ、流言飛語の類をRTしないように務めてください。
また、被災した方々の心の癒しとなるような言葉やニュースを流すのも良いと思います。
情報を伝えるのは大切ですが、特定の団体・個人を攻撃するようなツイートは見ていて気持ちのよくありません。
被災者の方の心を暗くするだけです。
執拗なRTは避けましょう。
こういう非常時こそ、非難や中傷は止めて、みんなが知恵を絞って団結することが大切です。
私も、被災者の方の楽しみの1つになるように可能な限りblogを更新して行こうと思います。
* * * * * * *

3月14日の記事:今はインターネットがある
これまでTwitterで情報をRTしていました。
しかし、Twitterでは情報が上がるのは早いのですが、消えるのも早いので、blogで災害で役立つアプリなどをこのblogへ集めてみました。

・Evernote


日本語環境で使っているユーザ全員を1か月間無料でプレミアム会員にしてくれました。
プレミアム会員は、ノートブックの共有などができるための措置です。
Evernote blog:日本で地震や津波の被害に遭われた方々へ
プレミアム会員になるメリット

・応急手当に役立つiPhoneアプリ


家庭医学館Lite
軽いため3G環境でダウンロード可能
家庭の医学
Wi-Fi環境が必要、しかし元々1500円で販売されていた有料アプリが現在無料で配布されているので内容の濃さは推して知るべし。

・非常時の連絡や通報に役立つアプリ


災害用伝言板
ソフトバンクが開設している災害用伝言板サービスへアクセスするためのアプリです。
今回の災害発生後にソフトバンクが作成し無料配布中。
iPhoneの電話番号を自動的に検出して安否情報へアクセスするため、Wi-Fi環境を切にして3G環境で使用する必要があります。
i緊急装置
予め登録した電話番号(デフォルトでは110番)やメールアドレスなどにタップするだけで通報できます。
また緊急時にアラーム音を鳴らすことができます。

・情報収集に役立つアプリ


Ustream
ついに日本のテレビ局もUstream配信を始めました。
"ニュース"のコンテンツでNHKなどの番組を視聴できます。
中学生男子の行動がきっかけだったようですが、これでテレビ局もインターネット配信の有効性が解ったと思います。
通信だ〜放送だ〜などと言っていないで、早急な法整備を望みます。
radiko.jp
サイマルラジオは今まで配信しているラジオ局の受信可能な地域にしか聴けないように制限されていたのですが、今回の震災で制限が撤廃されました。
被災地域以外の方は、サーバーへの負荷を考えて無駄にアクセスしない方が良いのかも。
でもこっちもこれを契機に制限を解除して欲しいです。
せっかくインターネット配信するのに意味が薄れます。
ウェザーニュース タッチ
天気の情報は大切です、
このアプリを運営しているウェザーニュースは、さすが人の力での防災をテーマに設立された会社だけに被災地のライフラインや食料を初め、防災に関する情報がいっぱいです。
東日本大震災特設サイト開設中。
その他にも、iTunesでは災害対策アプリケーションをまとめています。


みんなのために


私自身、発生直後に被災している状況を繰り返しテレビで見ているうちに、16年前の震災の状況が蘇ってきて、精神的に耐えられなくなりました。
子供たちにもあまりテレビを見せないようにしています。
今回の地震被災状況を教えることは大切ですが、多感な子供に悲しく辛い人々の状況や現場の惨状を見せつけることは、無駄に惨事ストレスを与えPTSDにさせる可能性があるからです。
今回、救助活動に当たっている方々や報道関係者の方々も、毎日惨状を目の当たりにしているのは大変辛いことだと察します。
今後も救助活動を終えて帰ってくる隊員へ「悲惨な現場ではどんなことを感じましたか?」などという質問をマスコミがしないことを切に願います。
彼らは、悲惨な遺体を毎日何十何百と見てきたのです。
上記の質問は、戦場から帰ってきた兵士に「人を殺してどんな気持ちがしましたか?」と質問するようなものです。
言葉の暴力というものを再認識してください。
被災した方々も、救助活動に当たってる方々も、休憩できる時間があれば、音楽を聴いたりして少しでも心と身体を休めてください。
こういう時は、YouTubeがオススメ。
好きな音楽やむふふ画像が見放題です。(笑)
好きな音楽や映像を視聴し、少しでも回復してください。
明日への活力になります。


この春、中三になる長女、来春に情報処理関係の高校に進みたいと言っていたので、夕べこんな風に声をかけました。

お父さんは、16年前の震災時に神戸へ行って仕事をしてた。
その時と決定的に違うのは、今はインターネットというメディアがあって、人々の救いになっていることだ。
今回の災害ではTwitterを初めとしたインターネットで情報を交換し、被災を免れたり、生き延びることができた事例もたくさんある。
だけど、インターネットは、まだ一般に普及して10年少々。まだまだ黎明期のメディアで、どういう風に使えば人々の暮らしの役に立てるのかを模索している段階だ。
お父さんたちも、頑張ってこのメディアを育てていくけど、あいちゃん(娘の名前)たちの世代もどうやったらインターネットが人々の役に立つかを常に頭に置いて育てていって欲しい。

今回の震災で改めて自然の驚異を見せつけられました。
人間の小ささや無力さも...
しかし、今我々には人類の知恵を結集したインターネットという武器があります。
武器は、上記のiPhoneiPadアプリなどを使って身を守ることができますが、同時に人を傷つけることもできる諸刃の刃です。
そのことを十分に認識してこの国難を乗り切りましょう。
不幸にして亡くなられた方々のためにも、生き残った我々ができるのはこの国を住みやすい心豊かな国に再構築することなのです。
* * * * * * *

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。m(__)m

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