Appleの時価総額と29歳のSteve Jobs

   

現在のAppleは。「破竹の勢い」いや「生き馬の目を抜く」という言葉がピッタリの快進撃。

そして、とうとう終値でも、時価総額が全米一になったそうです。
気になる、記になる:Appleの時価総額が終値ベースでもExxon Mobilを抜き1位に
※時価総額とは、「株価×発行済株式数」で求められる金額、つまり株式市場でのその企業の価値を表す1つの指標として用いられています。
Wikipedia:時価総額
現在米国の株価は不安定なのですが、今回はライバルの全米一位だったエクソンモービルの株価が大きく下がったこともあってAppleが一位になりました。


さてAppleのこの急成長ですが、ご存じのようにSteve Jobsが戻ってきてからのこと。
先日読んだ、ギズモードの記事を思い出しました。
2011.07.22 ギズモード・ジャパン:29歳のスティーブ・ジョブズ、iPLAYBOYで読んでみました

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※画像はギズモードから拝借
この記事は、プレイボーイの記者が、ある子供のバースデーパーティで当時Macintoshを世に出したばかりのSteve Jobsにインタビューをしている記事です。
当時のSteveは(も?)億万長者、記者がやっかみ半分、チクチク好き放題に失礼な質問をするのですが、Steveは真摯に一つ一つ答えていきます。
そして、そこには現在のAppleという企業の信念のようなものが浮き彫りにされ、Steve Jobsがとても判りやすくPersonal Computerとは何か?を解説しています。
以下、記事の印象深いところを抜粋しながら進めます。
(SJ:SteveJobs,PB:Playboyの記者)
PB:なぜ少年と一緒にいるときの方が二人の大物アーティストと一緒にいるときよりも楽しそうだったのかと質問してみました。彼は用意した様子でなく、こう答えました。「大人はただ『それは何だ?』と聞いてくるけど、子供は『それで何ができるの?』って聞いてきますからね。」

※子供の直感でPersonal Computerの本質を突く質問をしています。Personal Computerは道具であって物ではありません。道具は使わなければその価値を発揮できません、そんな子供の直感にSteveは嬉しくなったのでしょう。
SJ:コンピューターは我々が見たことのあるもっともすごい道具です。たった一台で、新しい命令やソフトウェアを与えられるだけで、書くための道具になり、コミュニケーションセンターになり、スーパー計算機になり、スケジュール帳になり、文書管理ツールになり、アートの道具にもなるんです。ほかにこれだけの能力と柔軟さのある道具は他にありません。しかもコンピューターの限界は、まだわかっていません。今、コンピューターは我々の生活を楽にしてくれています。人間が数時間かけてする仕事を数秒でしてくれます。我々の生活の質を向上させてくれます。それは面倒な仕事を自動化することであったり、人間の可能性を広げるという形だったりします。これが進展していけば、コンピューターは我々に代わってもっと多くのことをしてくれるようになるでしょう。

※Personal Computerの未来にワクワクする1人の青年がそこにいます。
そしてそのワクワクする青年は今もAppleのCEOとして現役であり、そのワクワクする心はAppleを大好きな人たちに伝染していきます。
PB:現在コンピューターを買うべき理由は、具体的には何でしょう? あなたの同業のあるエグゼクティブが最近こんなことを言っています。は「我々はコンピューターを人々に与えたが、まだそれで何をすべきかを示していない。私自身、小切手の処理をするときは手でやった方がまだ早い」ということです。そんな現時点で、なぜコンピューターを買わなくてはならないんでしょうか?
SJ:人によってその答えは違いますが、ビジネスではその答えは簡単です。文書を作るのがもっと早くなり、質も良くなるからです。オフィスでの生産性を高めるためにいろいろなことができるからです。コンピューターは人間をつまらない仕事から解放してくれると同時に、人間がクリエイティブになるのを支援してくれる道具です。大事なのは、コンピューターは道具だということです。道具とは我々が仕事をより良くできるよう助けてくれる存在です。

※そうなんですよね、Personal Computerは人間を手助けしてくれる素晴らしい道具。(Personal Computerの操作するためにマニュアルを読むといった)つまらない仕事から解放され、クリエイティブなことに集中できます。Macの場合。
SJ:IBMと比較してみましょう。MacグループはなぜMacを作り、IBMの人はなぜPCjrを作ったか? 僕が思うにMacはものすごく売れると思いますが、僕らはMacを他の人のために作ったわけではありません。自分たちのために作ったのです。だから僕ら自身が、それが偉大かどうかを判断できたのです。だからマーケットリサーチも必要ありません。僕らはただ自分たちの出来る最高のものを作りたかったんです。

※自分たちの使いたい最高の物を創る。この理念は近年iPhoneやiPadを生み出す原動力になっていると思います。そうですよね。自分が使いたいと思わない物を他人が使いたいと思うでしょうか?
すごくシンプルで当然なことのように思いますが...
1つだけ、後のSteve Jobsが正反対の行動をします。
私の記憶が正しければ、iPodを開発する時、これまでの所謂MPEGプレイヤーの何処がダメなのかを入念にリサーチしています。


この元記事は、とっても長いのですが是非読んでみてください。
まだPersonal Computerが産声を上げたばかりの頃、26年後の未来をSteve Jobsは予言しています。
SJ:コンピューターはほとんどの家庭において不可欠なものになると思います。-中略-ほとんどの人がコンピューターを買う理由として一番考えられるのは、全国的なコミュニケーションネットワークにつなげられることです。
609px-Steve_Jobs_WWDC07.jpg画像は、Wikipediaから


Microsoftもそこそこ売れましたが、Personal Computerの世界を通じて今の世界を形作ったのは、26年前のSteve Jobsかもしれません。^_^

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