Mac OSX Lionの復元機能を使う その2

   

Mac OSX Lionの復元機能を使う その1の続きです。

2、MacOSX Lionの入っているHDDなどの記憶媒体ごと壊れた、もしくは記憶媒体を新しい物に入れ替えた場合

今回は、システムの入っているHDDなどが物理的に壊れた場合、当然RecoveryHDも使えなくなります。
前回も書きましたが、従来であればそのままインストールディスクから起動して復旧させていました。
しかし、光学ドライブを無くしたMacBook Airなどからどうやってリカバリーするか?
もちろん先代のMacBook Airのようにインストールディスクを入れたUSBを同梱すれば取りあえずは解決しますが、Appleはこの問題の答えをクラウドに求めました。
つまりシステムの復元に必要なデータを全てダウンロードしてしまおうというもの。
これまでは主にユーザーが任意のデータを保管したり、それを複数人と共有したりという使われ方だったクラウドを今回はシステム自体を供給するために活用したのです。
とってもAppleらしい選択、イノベーションです。
やり方は簡単
MacBook AirMac minicommandキー+Rを押しながら起動するだけ。
しばらくすると、地球がクルクル回る画面が出てきます。

復元アシスタント

※画像はAppleのサイトから拝借


ダウンロードするファイルサイズは約650MB。
ダウンロードが終了すると自動的にインストールを開始するはずです。
(すみません、細かいところまで覚えていないので...(^^ゞ)
インストールが終了したら前回(その1)の状態に戻りますから、再びシステムをダウンロードとなります。


このシステムの弱点といえばただ1つ。
インターネットの環境が無いと使えません。(あっても速度が遅いと時間がかかる)
新しいMacBook AirMac miniはEthernetケーブルのコネクタを装備していませんから、Wi-Fiの環境が必要です。
ですから、MacBook Airユーザーの方は、突然のHDDなどのクラッシュにそなえて、外付けのUSBメモリなどにLion 復元ディスクアシスタント(Lion RecoveryDisk Assistant)を作成しておくことをオススメします。
Apple:Lion 復元ディスクアシスタント
もちろん、TimeMachineなどでバックアップを取っておくことは必修です。
このLion 復元ディスクアシスタントとシステムのバックアップさえあれば、インターネット環境が無くても復旧できますし、システムをダウンロードする時間が大幅に短縮できます。
※他のMacで作成したものは使えないようなので注意が必要です。
相互リンクして戴いているもっと知りたいリンゴあれこれのユコびんさんが、実際に復元ディスクアシスタントをUSBに作成、検証していますので、ご覧くださいとても参考になります。
リンあれ:"Lion Recovery Disk Assistant(Lion 復旧ディスクアシスタント)"でLion Recovery USBメモリを作成。リカバリーUSBメモリからLionをインストールしてみた


初めてなので戸惑いましたが、このシステムは非常に良く考えられているシステムだと思います。
考えてみれば、MacApp Storeからアプリケーションをダウンロードできるのですから、システムも同じようにダウンロードしてしまえば良いだけです。
そのためにあの巨大なデータセンターができたんですね。
納得です。
ただし、それにはMac本体にダウンロードするためのシステムを盛り込まなければならないため新しく導入されたMacBook AirMac miniじゃないと対応できないのでしょう。
逆に言うとこの技術があればこそのMacBook AirでありMac miniなんでしょうね。
このソフトウエアとハードウエアの融合こそAppleの強み。
そして今回のMac OSX Lion中、最大の革新であり最高の技術だと思います。
昔から一貫してAppleは、Personal Computerをできるだけシンプルにし、コードで繫がれた外部機器から解放するためにいろんな技術などを取り入れてきました。
古くは、複雑だったコネクター類をiMacでUSB一本に。
参考記事:居酒屋林囓 -Macの旬 前編-
キーボードやマウスをBluetooth接続にしたり、初代MacBook Airでは光学ドライブを省いたり。
そして、今回のリカバリー技術です。
シンプルなものは機能的で美しい。
それはAppleの理念そのものだと思います。

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